雨の日のお香

いよいよ梅雨入りし、本格的な雨が降り続いております。
雨に烟る町並みも風情があるとはいえ、やはりお家にこもってしまう日が多くなりがちです。
気持ちも沈んでしまいがちな梅雨の日を快適に過ごすために、お部屋にお香を焚いてみてはいかがでしょうか。

本来、香りの良さを引き出すためにはある程度の湿気が大切とされています。
香道発祥の地、銀閣寺の弄清亭というお香室の前にも大きな池がありますし、薫玉堂の養老亭という香室の前にも池を作っています。
障子を通して香室に池の湿気を呼び込み、香木の香りを聞くのに適した環境にするためだそうです。

湿気の多い梅雨の季節は、まさに香りを楽しむのにぴったりの季節といえます。
只今、薫玉堂では雨の日のお香を提案しておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。