香合 一品物のご紹介

梅雨の晴れ間、あおあおとした木々の葉にたまった雨がぽたぽたと落ちてくることを「青時雨」(あおしぐれ)というそうです。
風に吹かれて、ひんやりした雫が、初夏の暑さに驚きと爽やかさをはこんでくれる瞬間ですね。

さて、薫玉堂の香合のご紹介です。
ひとつめは、べっ甲桜香合 2.2寸切立型 ワンタッチ開閉式。64,800円(税込)
卓越した技術で香合の蓋の側面までをべっ甲で巻き込んでおります。
桜の地色が薄く透け、艶やかなべっ甲らしい特徴ある柄が引き立ちます。

ふたつめは、神代欅香合(沈金仕上げ)2.2寸切立型 ワンタッチ開閉式 41,040円(税込)
神代欅の高貴な木肌に繊細な沈金を施した大変上品な香合です。
沈金とは毛彫にした中に金粉や金箔を埋め込む蒔絵の手法。